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PC紛失・盗難対策に必須 Windows「デバイスを探す」設定手順

Tags: セキュリティ, 紛失, 盗難, デバイスを探す, Windows設定

なぜ「デバイスを探す」設定が必要なのか

PCの紛失や盗難は、単に機器を失うだけでなく、保存されている重要なデータが第三者の手に渡る深刻な情報漏洩リスクを伴います。最近のニュースでサイバー攻撃や個人情報の流出を目にする機会が増え、ご自身のPCセキュリティに不安を感じている方もいらっしゃるかもしれません。

万が一、お使いのWindows PCをどこかに置き忘れたり、盗難に遭ったりした場合、そのPCの現在の場所を特定できる機能があれば、被害を最小限に抑える可能性が高まります。Windowsには、このような不測の事態に備えるための標準機能として「デバイスを探す」が搭載されています。

この機能を有効にしておくことは、基本的な紛失・盗難対策として非常に重要です。この設定を行うことで、Microsoftアカウントを通じてPCの現在位置を確認できるようになります。手順は非常に簡単で、Windowsの標準機能だけで完結します。多忙なビジネスパーソンの方でも、短時間で設定を完了し、最低限の安心を得ることができます。

「デバイスを探す」設定を有効にする手順

Windowsの「デバイスを探す」設定を有効にするには、以下の手順で操作します。

  1. 「設定」アプリを開く

    • Windowsのスタートボタンを右クリックします。
    • 表示されたメニューの中から「設定」をクリックします。
  2. 「プライバシーとセキュリティ」または「更新とセキュリティ」へ移動する

    • 「設定」ウィンドウが開いたら、左側のメニューから「プライバシーとセキュリティ」をクリックします。
    • (お使いのWindowsのバージョンによっては「更新とセキュリティ」という項目名の場合があります。その場合は「更新とセキュリティ」をクリックしてください。)
  3. 「デバイスを探す」を開く

    • 「プライバシーとセキュリティ」(または「更新とセキュリティ」)の画面が表示されたら、左側のメニューを下にスクロールし、「デバイスを探す」をクリックします。
  4. 「デバイスを探す」設定をオンにする

    • 「デバイスを探す」の設定画面が表示されます。
    • 画面上部に「デバイスを探す」という項目があります。その下にスイッチが表示されています。
    • このスイッチが「オフ」になっている場合は、クリックして「オン」に切り替えます。
    • 設定をオンにするには、管理者アカウントでの操作が必要な場合があります。その際は、許可を求められたら「はい」をクリックしてください。

これで、「デバイスを探す」機能が有効になりました。

設定の意味と補足事項

これらの点を踏まえ、この機能はあくまで万が一の際の「補助的な」手段として捉え、過信しないことが重要です。

まとめ

Windowsの「デバイスを探す」設定を有効にすることで、PCの紛失や盗難が発生した場合に、その場所を特定できる可能性が高まります。今回ご紹介した簡単な手順で設定は完了し、最低限の備えをすることができます。

この設定は、不測の事態に対する基本的な対策の一つですが、PCのセキュリティは複数の対策を組み合わせることが理想です。PC内のデータ保護にはBitLockerによるドライブ暗号化、離席時の情報漏洩対策には自動画面ロック設定なども有効です。他の必須セキュリティ設定についても、当サイトの他の記事で詳しく解説していますので、ぜひご確認ください。

「デバイスを探す」設定を有効にし、大切なPCとデータを守るための一歩を踏み出しましょう。